HOME > 本の書き方講座 > ステップ2「文章表現における留意点」

本の書き方講座

ステップ2「文章表現における留意点」『文章表現における極意』~実際に文章を書く時のセオリー留意点~

文体の統一

1.「です・ます」と「だ・である」を使い分ける。
・「です・ます」は柔らかく丁寧です。語り口調文で親しみやすい。しかし、まどろっこしさ、情緒に流され、表現がかなり制約されます。
・「である」「のである」は連発しない。多すぎると高圧的に感じる。取り外しても意味は変わらない。
2.作品のジャンル、雰囲気によって使い分ける。
ポイント
  • 1.読者が読みやすい、違和感を持たない文体を心がける。
  • 2.「思う」「思います」の多用をさける。多すぎると自信がなく感じられ、無責任になる。

登場人物の描き方。人物像を書き出す

1.年齢、職業、性格、好み、趣味趣向、家族構成の中の位置、話口調、仕草。
・他者との関わりを明確にする。
2.キャラクターではなく『人』を描く。
・役柄だけに走らず、人間らしい奥行きを描く。
3.作品に描き出すのは『人』『人間』であることを忘れない。
・葛藤を描く。揺れる心のひだを描く。心象風景を描く。

ストーリーの可逆性と不可逆性

1.可逆性=元に戻せる、何度でも繰り返せる。
・可逆性には連続性がある。例えば「水戸黄門」である。
2.不可逆性=二度と元には戻せない。
・不可逆性にはストーリーに盛り上がりがある。例えば「タイタニック」である。
3.ストーリーを可逆的にしないには?
・登場人物を替える。場所を替える。色、時、雰囲気を変える。同じ描写をさける。

場面の描き方(カメラアングル)情景描写

1.細かい観察が大切。視点が定まっていること。
2.頭の中で映像化してみる。イメージを持つ。情景描写は映像である。
ポイント
  • 1.情景描写は書きすぎない。書きすぎはストーリーの流れを止めてしまう。

言葉の選び方

1.TPO(時、場所、場合)で使い分ける。難解な用語の多用が名文であるとはいえない。
2.言葉の持つ雰囲気とストーリーの合体を。
3.言葉選びがその作品の性格を決める。
4.常に辞書を引くこと
5.『ら』抜きことばは文法上の誤り。 ※ただし使うシチュエーションによっては可
ポイント
  • 正) 食べられる。起きられる。見られる。
  • 誤) 食べれる。起きれる。見れる。

文体のリズム

1.長文と短文の使い分け。文章テンポのコントロール。
2.ストーリー展開に気をとられ、テンポが進むと単調になる。
3.情景描写、心理描写をさしはさむとテンポが変わる。
4.文章の下書きは長めに書き、後から削っていくこと。
5.書き出しは短文のほうが良い。
6.結論は先に書く。『論文』と同じ。

書き出しと終わり方

1.最初の一行が作品の命である。
2.書き出しの文章が長いと歯切れの悪さ、読み手をひきつける魅力に欠ける。
3.書き出しにインパクトのある言葉、思念を使う。
4.誰が読む作品なのかを常に意識し、統一する。
5.物語は登場人物の数ではない。
6.文学的な表現は、ここぞという場面で。作品のアクセントである。
7.余韻を残す終わり方など、最終に一工夫が必要。
8.一番大切なのは、著者が気持ちを込めて書くこと。

▲このページの先頭へ