第一章 若き日の苦難と克服
第二章 報徳仕法の原理の確立
第三章 報徳仕法、各地に広がる
第四章 報徳を現代に活かす
「親孝行の代名詞・勤勉家の代名詞」として少年・二宮金次郎という名は大部分の日本人が耳にしたことがあるはずです。しかし金次郎が尊徳となり、その後何を行なったかはあまり知られていません。本書は、二宮尊徳の生涯とともに、尊徳が導きだした経済と道徳を融合した報徳思想を伝えていきます。またこの思想の中には報徳仕法という江戸時代の財政を再建した考え方があります。報徳仕法とは「正直、勤勉、倹約、親切」であることが根幹にあり、できる人はできない人のために、できない人はできない人なりに努力をする、相互努力、相互補完という考えです。農耕民族である日本人にとって、もっとも適した「共同体型組織」の考え方といえます。混迷の明治維新後、改めて脚光をあびた報徳仕法は、混迷する現代社会で生きる人々の指針となりえます。一人でも多くの人が「精一杯努力する」「人のためになることをする」という大切さを気づかせてくれる、二宮尊徳の思想と方法を学ぶ必読の入門書です。
■著者紹介
1958(昭和33)年、東京大学文学部卒業。TBS報道局、坂本藤良経営研究室、産能能率大学経営管理研究所を経て、1968(昭和43)年以降、産業教育トレーナーとしてリーダーシップ訓練・問題解決訓練などに従事。その間、江戸末期の農政家・二宮尊徳の研究に取り組む。2001年報徳博物館評議員に就任。国際二宮尊徳思想学会会員。
■主な著書
『報徳に生きた人、二宮尊徳』(ABC出版)/『二宮尊徳の道徳と実践』(モラロジー研究所)/『二宮尊徳に学ぶ経営の知恵』(産能大学出版部)/『OJTと職場経営』(産能大学出版部)/『参加型研修の進め方』(産能大学出版部)/『意欲づけに成功する法』(ダイヤモンド社)/『職場管理の実務知識』(ダイヤモンド社)/『ビジネス知識辞典』(中央経済社)/『ブレーンストームの会議術』(中央経済社)/『ビジネスマンの戦略戦術』(講談社)共著/『ビジネスマンの知略と実戦―大変動期を勝ち抜くノウハウ百科』(学習研究社)共著/『燃える集団のつくり方』(こう書房)/『ビジネスカタカナ用語事典』(経林書房)/ほか多数。
■トピックス
「日経新聞」(2009年12月6日)で連合広告が掲載されました。

