第一部 神代神話と幻の飛騨王権
第1章 抹殺された歴史書・秀真伝
第2章 天照大神は男神だった―伊奘諾尊・伊奘冉尊の御子たち
第3章 アマテラスとスサノオの確執
第4章 地方の不満を体現・ハタレ大魔軍の反乱
第5章 飛騨政権と出雲
第二部 改竄された歴史を糺す
第6章 歴史を歪曲した蘇我氏の大罪
第7章 日本武尊の蝦夷征伐と大六天神社
第8章 邪馬台国私論
古代史は意図的に歪められた? この問いに、筆者は「古事記」・「日本書紀」の編纂過程において、現代では偽書とされる「秀真伝」を抹殺したことを取り上げている。この「秀真伝」には、出雲と飛騨王権との争いがあったと記されている。その後、出雲による徹底した改竄が行われ、今ではそれが歴史から抹殺された。また、改竄された後、「先代旧辞本紀」が出雲の視点から記され、のちの古事記や日本書紀に大きな影響を与え、本来の古代史が大きく歪められたと説く。この説を立証すべく、筆者は飛騨王権のルーツを探るほか、さらに、日本神話に出てくる「高天原」が実はひとつではなかったことを、探求する途上で次々と発見していることも興味深い。古代史関係の類書が多い中で、偽書といわれ続けてきた「秀真伝」に光を当て、そこから本来の古代史を独自の視点で綴った、超古代史の研究書。
■著者紹介
東京都生まれ。横浜市立医学専門学校(現横浜市立大医学部)卒業。その後、東大病院インターン、東大病院泌尿器科、東京都足立区医療生活協同組合鹿浜診療所所長勤務を経て、昭和31年、町田市にて診療所を開設し、現在に至る。医学博士、内科認定医、史学博士、造園デザイナー。
■トピックス
「読売新聞」(2010年1月11日)で連合広告が掲載されました。

